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《33》*
「あー…、たまんねぇ…、ほんと、可愛い…」
「ん……むうっ…」
気づけばキスされていて、濡れた音と共に良次の舌が俺の舌を絡めとる。
「んっ…、ふ、んっ…」
「ん…っ…」
「んっ…はぁ…あッ…」
「ふぁ、…あ……!」
キスだけで、頭が真っ白になりそうな位に気持ちいい。
「ん…ふ、…ふぁ…」
濡れた水音が、聴覚まで侵食していく。
その音が自分達から発せられているのか、どこか遠くで聞こえているのか分からなくなる。
「りょ…うじ…、もぉ…、俺…」
散々辱められて、キスされて、触られてもいないのに下着も剥ぎ取られた下半身は、もう痛い位に張り詰めていた。
もう、何でも良いから触ってイかせて欲しい。
「さっきまで嫌とか言ってたのに、我慢できなくなっちゃったの?」
「そ…それは…」
「ここさ、普段物置になってるんだよ。使ってない机とか、物品が色々置いてあってね」
「え?」
良次に手を引かれて少し移動すると、後ろから抱き抱えられる様に座らされる。
「う…わ…、良次……?」
「使ってない鏡。こんな所で役に立つとは思わなかったな」
「!?」
良次の言葉に顔を上げて、俺は目を見開いた。
さっきは死角になっていて気づかなかったけれど、目の前には、大きな鏡があって、良次に抱き抱えられたセーラー服姿の俺が映っていた。
「や…、りょう…じ…!」
「ほら、ちゃんと見ろよ…、自分がどんな状態か。やらしい格好して、こんなにチンポ勃起させて、これで誘ってないはないでしょ?」
あまりの恥ずかしさに、俺は鏡から顔を背けた。
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