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《38》*
「ごめん、ごめん…。そう怒らないでよ…。ほら、入れてあげるから…ね?」
「…っ…、~…」
肯定も否定も出来なくて、下唇を噛んで、俯きながら良次を睨む。
そんな俺を見て、良次が喉を鳴らす。
「ねぇ…、やっぱ、良次のチンポ早くおまんこに入れてって言ってみてくれない?」
「………」
無言で良次の足を蹴ると、蹴られた足を擦りながら、良次がやっぱ駄目か…って笑った。
当たり前だ。
諦めたらしい良次が俺の首筋に口づけながら、俺の脚を抱えて挿入を開始する。
「…っ……あっ………」
「……………っ、はっ………」
ぐちゅりと濡れた音と共に、良次の熱が俺の中を押し広げて奥へと潜り込んでくる。
「はっ…、こんな…、やらしい格好の利久を犯せて…、俺ってすげぇ幸せ者…」
「へ…んな事ばっか…、言うな…」
「その変な事言われて興奮しちゃう癖に…、ほんと、可愛い」
「…ちが…っ……あっ、あっ…」
反論しようとすると、意地悪く気持ち良い場所を擦られて、体がビクビクと痙攣する。
「はっ…、すげぇ締め付け…。こんなエロい体になっちゃって…」
「ひっ…うっ、ダメッ…、そこ…ああっ…!」
セーラー服の上から乳首を爪でカリカリと引っ掻かれて、たまらず身を捩る。
「良い反応…、ノーブラだから制服の上からでも乳首立ってんの分かっちゃうね」
「ぶ、ブラつけてる訳ねぇ…だろ…ふ…あっ、あっ…」
「今度プレゼントするよ。とびきりエロいヤツ」
「…いら………ねぇっ…あっ、ああっ…!」
本当に次から次へとロクな事を言わない。
「あんまり声出すと、バレちゃうよ?」
「………っ!んっ…、んっ………」
バレると言いながら、腰を揺する良次を恨めしく思いながら、俺は自分の口を手で覆った。
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