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《40》*

「っ…!」 「あっ…、りょ…、あぅっ!ああぁ!!」 良次の動きが再開されて、一気に絶頂まで追いつめられる。 「俺も…、金輪際…っお前だけだよ…っ…!」 「あああっ…!!」 良次の熱い吐息と共に吐き出された言葉に、俺の頭は真っ白になった。 ◇◇◇ 「利久、ノーパンで過ごさないとだね」 「ニヤニヤしてんじゃねぇっ…!あぁ~…、もぉ、早くズボンに着替えねぇと…」 できれば、早く帰ってパンツを履きたい。 だけど、帰る為にも、はやく普段の制服に着替えなければ。 というか、パンツを返して欲しい。 2枚しかないんだから。 文句を言う俺とは裏腹に良次は満足そうに笑うから、俺はそれ以上は何も言えずに黙り込む。 それをどういう風に受け止めたのか、良次は俺の手を握った。 良次と一緒に本校舎に戻ってすぐに、慌てた様子のクラスの女子達に声を掛けられた。 「あー!トッシー見つけた!」 「……………へ?」 「もぉ!何してたの!?」 「………な、何してたって…………」 今までどこで何をしていたかなんて言える訳の無い俺の目は完全に泳ぐ。 けれど、俺の答えは別にいらない様で、立て続けに捲し立てられる。 「もうすぐ、勇介くんのバンドのライブ始まっちゃうよ!」 「………え!?」 言われて、女子に見せられた携帯画面の時計を凝視すれば、勇介のライブの時間ギリギリだった。

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