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第19話

今までの分も沢山泣いた。 「風呂ゆっくり浸かろう」 風呂に誘われ、恭平は一護の服を脱がせていく。一護もそれを拒絶せずにされるがまま。 1人になるのが嫌だったせいもあるし、恭平から離れたくなかった。 子供みたいに素直に従う一護は凄く可愛い。 まだグズグズ泣いててほっとけない。 彼は小さい時から意地っ張りで予防接種とかも他の子が泣いてるのを見ると我慢して「平気やもん、おれ、おとこやし」と今にも泣きそうな顔をしていた。 一護の父親が迎えにきて予防接種泣かなかったって言いながら泣いていた。 彼の父親は一護を抱き上げながら「よしよし、いちごは頑張ったなエラいぞ、偉かったけん父ちゃんがケーキ作ってやる」と言われて泣き止んでいたのを覚えている。 一護は父親が大好きだった。父親も一護を溺愛していた。だから一護が葬式で泣かなかったと聞いて心配だった。 都会へ戻り1人で泣いているのかな?と1度、彼のアパートを尋ねた事がある。 ちょうど帰宅した一護を見かけたて、なんか膨れっ面で怒っているような表情をしていた。 声をかけようとしたが彼にかかってきた電話にタイミングを奪われた。急ぎの仕事なのか来た道を急ぎ足で戻って行った。 ちゃんと生活しているみたいでその日は帰った。 一護の母親から彼が実家に戻ってくると聞いてもしかして、パン屋をやる気なのかと期待した。 意地っ張りだから自分から言い出せないだろうと恭平は思い、突撃。 突撃して良かったと本当に思う。 こんなに甘えたで愛情に飢えていたとは……他の野郎にヤラレなくて良かったと胸をおろす。 目の前で無防備に泣かれたり、無意識に誘われたりしたらイチコロ。 この天然小悪魔め!!と一護に心で言う。 ◆◆◆ 湯船に2人で浸かる。大きめのバスタブだが成人男性2人は流石に狭い。 一護を膝の上に抱っこして彼の髪にキスをする。 髪に触れられた感触に気付き、恭平の方を振り向き「口には?」と甘えた顔で言ってくる。 ひゃー!!もう、このばかちんめ!! 「じゃあ、こっち向いて座れよ」と言うと体勢を変えて恭平の上に跨ってすわる。 「なんかエロい」 恭平はそのまま一護の尻へ手を伸ばして掴む。 「やっ、」 一護はビクンと身体を震わせ可愛い声をだす。 「くそ!そげん可愛い声をだすな!我慢しとるとやけん」 「我慢しとると?恭平らしくないっちゃけど?」 「我慢せんばやろ?俺は紳士ぞ?お前に負担かかるしら明日ももっと忙しくなる」 「こういう時、紳士じゃなくてもよかとに」 一護はじっーと恭平の顔を見る。 「あーくそ!俺はガッツくけん、我慢せんばと!」 「恭平にがっつかれたい」 「馬鹿かお前は!」 恭平はそう言いながら一護の頭の後ろに手をあて、そのまま激しくキスをする。 何度も何度も。浴室に一護と恭平の荒い息を吐く音が響く。 キスをしながら恭平は一護の腰から下を執拗に触りまくった。 スベスベ肌……こいつ、本当に俺と同じ男か?と思うくらいに滑りが良い。 尻を触りながら指先で一護の小さな穴の具合を確かめるようにそこを広げ、指先を入れてみた。 「んんっ、」 尻を触られているのは知っていたが急に指が自分の唯一の穴に侵入してきて少し驚く。 誘ったのは自分。 男同士のセックスはそこを使うとちゃんと勉強していた。 恭平に迫られた後にこっそり勉強したのだ。 色々と調べていくと用意しなきゃダメな事。ちゃんと気持ち良くなる事もしっかり勉強してしまった。 あの学校一イケメンの恭平が自分とそんな事をしたいと思っていたのがと考えると照れるし嬉しい。 本当の自分はスケベなんだなって分かった。 指先が入ってきたから一護はキスをやめて恭平にしがみつく。 「一護……やっぱ誘ってる?」 一護は返事せずに頷くだけ。だって声に出すの恥ずかしい。 恭平の指がさらに奥にきて……身体がびくっとなり、なんか力が抜けた。

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