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第13話 【R18】

side晴海 向かい合う姿勢になり直樹の首に腕を回す。しがみついていると言った方が正確かもしれない。 自分から上手く動けないので直樹に下から突き上げてもらう形になる。 「はあっ、ん…」 気持ちいい。頭に熱がこもるせいかぼーっとしてくる。 僕と目が合うと舌が伸び、胸の先端をぺろんと舐められた。 「ひゃあん」 「んっ」 力んだ拍子に直樹が息を詰める。 一瞬、にやっとしたように見え、先端の飾りを甘噛みされた。 ちゅっと吸われ、舐められると身体がふるえる。 「はあっっあん」 いい、と口走る。 突き上げてくる力が強くなり、同時に僕自身を握られた。 ゆるゆる動いた後、先端を刺激されて僕は快楽の階段を駆けあがった。 ベッドで目が覚めた。 隣で直樹が眠っている。普段は大人びて見えるのに、こうして眠っているとまだ子供に見える…。 そっと起き出してバスルームに向かう。 鏡に手を伸ばし、映る自分の姿を見て驚いた。 身体に咲く赤い花。 潤んだ瞳。 赤い目元。 赤い色は罪の証だろうか。 伸ばしていた手を握り、胸に引き寄せる。 冷たいシャワーを頭からかぶり、火照った身体の熱を冷ました。

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