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第30話 【R18】

side凪 新学期に向けて新しい文房具を揃えに、電車で大型店舗に来た。晴くんとお揃いの物を購入するためだ。 シャーペン、消しゴム、定規、マーカー、ボールペン…。これで全部。 会計を済ませエスカレーターへと進む。 だがそこで凪と偶然出会った。 向こうから声を掛けてきた。 「買い物?」 「そうだよ」 「暇なら来いよ」 ヤダって言ってるのに腕を取られる。 ウチでゲームでもしようぜっていうけど俺は強いよ? 伊達に半引きこもりしてた訳じゃない。 途中のコンビニで飲み物とスナック菓子を買って拓己の住むマンションへ向かった。 あの日以来だ。 想定していた通り、俺の圧勝だった。 拓己はふてくされ、俯せでベッドに沈んだままでいる。 「機嫌なおせよ」 「…」 「いい線いってたよ?」 「…慰め?」 「そうそう」 頭にポンと手を置いた。 突然、腕をひっぱられ、拓己の隣に横倒しになる。 仰向けにされ、腹の上に乗られた。 「慰めてくれる?」 俺を見下ろす拓己の唇が薄く開き、上唇を舐めている。 背筋がぞくっとした。 妖艶、というのだろうか。 Tシャツの裾を持ち上げて、俺を誘う。 喉が上下する。 すそから手を入れ胸の先端を掠めるように触った。 「ん、、」 拓己がわずかに息を詰める。 それから反対側の手で内股をなぞる。 びくん、と拓己の身体が揺れた。 内股から膝頭を撫でると、はあっ、と拓己から吐息がもれた。 拓己の手が俺のシャツを押し上げる。 そのまま頭が降りてきて腹筋にキスされた。 くすぐったい。 ぺろっと舐めてきた拓己を、体勢を入れかえて俺の下敷きにした。 体を起こしてシャツを脱ぎ、拓己の身体に両手を這わす。 見上げる拓己の目には欲情の炎がちらついている。 その炎に俺は煽られた。 「さっきの続き。拓己の胸、見せて」 おずおずと拓己が胸の上まで服を捲る。 片側を舌で舐め、反対側は指で捏ねる。 「ふっ、ん…」 息がこぼれるのを見て、じゅっと強く吸う。 「はあん、んっ」 背中が浮いた隙間から下着ごとジーンズを抜き取った。 俺の下で顔を真っ赤にして悶えている拓己は、胸を吸う度に体をびくつかせ、俺はその反応に興奮する。 俺はズボンを寛げ、勃ち上がったモノを拓己の後穴に擦り付けた。 拓己が自分の指を咥えてくぐもった声をあげている。 「はあ、あん…も、…」 「なあに?」 「も、いいから…」 「止めていいの?」 「…ちがうう…」 挿れて、と涙目で指を咥え、訴えてくる。 「ああ、もう…」 ローションを手に伸ばし、指を入れた。 ゆるゆる動かす。 「んっ、」 拓己は快感に身体を震わす。 指を増やしそこを撫でる。 「ああん!あっ…」 拓己自身が反り返り滴を溢す。 そっと掴んで手を動かすと拓己の腰が動き出した。 俺はもう我慢が出来なくて、指を抜き己を突き挿れた。 「あ、あん、んっ…」 拓己の右手が俺の腕を掴み爪を立てる。 腰を動かし出すと俺の動きに合わせるかのように拓己は嬌声をあげた。 「はあ、ん、あん、、」 身体全体が汗ばみ、どこか虚ろに見える拓己はただ快感を追っている。 (俺が拓己をこんな風にさせている) 征服欲というものだうか? そう思うとさらに腰が重く痺れてきて拓己に強く打ち付けた。

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