40 / 179
第40話 【R18】
side晴海
直樹のキスはおでこから始まり今は胸のあたり…。
うっとりしている間に上着とシャツ、ズボンを器用に脱がされ、残すはボクサーパンツのみとなってしまった。
仰向けに押し倒された格好で、どうしてこんなことになってしまったのか考える。
だがその時間は与えられず、直樹の舌が胸を舐める。
「ひぁん」
痺れるような甘い感覚に頭が追い付かない。
「胸、感じるんだ」
「知らないっ」
顔が熱い。
(知るわけ無い!初めてなんだから)
「ふーん」
右胸を吸われる。左は直樹の指によって摘ままれている。
「あっ、ああん」
ずくん、と腰が重くなり自分の中心が頭をもたげる。
直樹の頭が下の方に移動した。
(いやっ、見られる)
とっさに身を捩った。
だが、あっさりと捕らえられ最後の砦、ボクサーパンツを剥ぎ取られた。
まじまじとそこを観察され、羞恥心で直樹の顔が見られない。
「晴くんのココ、こんなになってる」
「だ…ダメ…」
恥ずかしさからか、ふるっと揺れた。
直樹がぺろっとその先端を舐め、ちゅっとキスしてくる。
息があがる…。
(どうしよう、気持ちいい…)
舌で竿を舐めあげられ、先端を吸われる。
今まで、こんな経験をしたことがない。
身体中の血液が沸騰しているみたいで頭がぼうっとする。
「…んっ、気持ちい…っ…」
直樹がちらりと僕を見た。
「ああ!」
直樹が僕の後穴に指を這わせ、撫でている。
もどかしさで声がでる。
「あ、はあっ、ん…」
くぷっと僕の中に指を入れ、掻き回す。
気持ち悪い筈なのに喘いでしまう。
「あん、やぁ…ダメ…」
「ダメ?」
「…いやぁ…」
指をくにくにと動かし、僕の反応を見ている。
「晴くん、本当のこと言ってよ」
「…え?」
「こんなに蜜を垂らしてるのに、ダメなの?」
僕の目を見ながら竿を扱きだす。
「…あぁ、んんっ!」
もちろん指も入ったままで、未知の快感に自分を見失いそうだ。
指を増やされ、より複雑な動きになり嬌声があがる。
「はあっ、ん…はん……」
気持ちよさも過ぎると苦しくなるのだろうか?
涙がぽろっと流れた。
「はぁ…も、いいかな…晴くん…」
ぐぷっ、と直樹の猛った熱が僕の中に入ってくる。
「ああぁ、んっ!」
あまりの熱さに無意識で直樹の背中に爪を立てた。
苦しい。
ゆっくりと律動がはじまった。
ぎっ、と爪を立てながら、僕は直樹の体にしがみついた。
ともだちにシェアしよう!