山南くんたちと屋上であんなことされてから。 毎日のように されていた。 「んっやぁっ」 「嫌？嫌ならやめてもいいんだよ？」 山南くんはぼくにスマホを見せる。 あの日のことを動画に撮られていた。 あんなことされた次の日。 ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ 「三上ー」 「あらたくん、俊くん」 「放課後暇？」 「今日は何もないよ」 「じゃあさ、第2視聴覚室に来てよ？」 そして、放課後。 第2視聴覚室へと足を向ける。 これから何が起こるか知りもせずに。 「あらたくん？」 「来たか」 「みんなは？」 「あとから来るよ？」 「ね、みんな来る前にこの間の続きしたいな」 この間の続き！？ 冗談じゃない！ 「いいね。その顔」 あらたくんはそう言ってどんどん近づいてきた。 「っ痛」 ぼくを押し倒してそのまま制服のズボンを下着ごと下げる。 「三上、可愛い」 「なんでっ？」 なんでぼくなの？ なんでこんなことするの？ ぼく女の子じゃないのに。 「楽しいからだよ？」 いつの間にか山南くんと俊くんがいた。 そして。 「やぁんっ」 ！？ この間の。 なんで！？ 「悪いな。三上が可愛くてさ」 次の瞬間。 「三上、これみんなに知られたくないだろ？」 そう言う山南くんの顔がいつになく怖かった。