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第3話

「んッ……ああ、あっ、や……っああ……ッ」 唇から漏れ出す声が自分の声じゃないように甘さを帯びて、芯から熱くなるような感覚にテオは怯えていた。 こんなはずじゃなかった。 外に出たら一人で生きていけるし、簡単なことだと高を括っていたのだ。 身体能力に恵まれていて、頭脳もそこそこ優秀だったので、他のオメガの奴らとは自分だけは違うと思い込んでいた。 そんなの……思い上がりだった。 自分より身体が小さく庇護対象だった子供に、まったく力も入らず抗うことも出来ずに蹂躙され続けている。 それどころか、頭が痺れてくるような快感にのたうち回るだけしか出来ない。 「ッふ……テオさん……ッとまらない……っ、テオさんごめんなさいッ」 腰をがくがくと動かして、中で何度も達しながらもリクが謝り続けている。 これは本能で少年が悪いわけではないと分かっているのに、悔しくて仕方がない。 「ッ……あ、あっ、ああ……ぬ……いてくれ……ッ……も、やだ……っ、やだ……」 快感に流されてしまいそうな痺れを振り切って、腕に力をこめて逃げようと体を浮かすが、瞬間に脳天を貫くような首筋の痛みと痺れに目を見開く。 「ーーッイ……ッや……ッあああああ」 がぶりとリクはテオを逃さないように首筋に噛み付いている。 身体はどろりと内部から溶けてしまうかのように、じくじくと疼き自然に脚が開いてしまう。「あっ、ああっ……ひ、ッああ……とけひゃ……ああっ、いいっ……ッああ」 声をあげなければ、内部から壊れてしまうように感じて、ズッズッと中を擦られる度に床に顔を擦り付けて嬌声をあげつづけた。 ざわざわと周りが煩い。 身体をぴくりとも動かせずにいるテオは、誰かに担ぎあげられるのを感じる。 バラバラになってしまったかのように、感覚が鈍くなっていて、神経が繋がらない。 瞼の重さに目をあけることも出来ずに、テオはギュッと眉を寄せる。 「……ごめんなさい……、僕は……っなんて……ことを」 「発情期のオメガに誘われてしまっただけですよ。坊っちゃま……このオメガは、然るべき処置をしておきますから、ご安心ください」 「……待って、テオさんは、僕の……命の恩人なんだ……」 テオの耳には必死にすがるようなリクの声が聞こえるが、返答することもできない。 首筋がジンジンとしてくるのに、テオはぼんやりと首を噛まれたら番になるのだという、うろ覚えの知識にぼんやりヤバそうだなと考えていた。

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