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ドラッグセックス③
そして、その夜。
つまり、さっき。
俺は、激しく抱かれた。
童貞よりも先に、処女を卒業した。
疲労からか、眠気が俺を襲う。
――これは夢。そして、目が覚めたら……。
そう考えていると、薬神が俺を殴る。
「早い、寝るには」
「や……、も、疲れた……」
「ほぅ? まだ儂の力は、全然じゃが良いのか? 怪我が治っただけで、小僧、お前はお前の望みを叶えられるのか?」
「っ」
悪魔のようだ。
そう思った。
神様というのは、皆、そういうものなのだろうか。
俺は、小さく首を横に振る。
「勝ちたい。大会に。そのための力がほしい」
「なら、ここで終わらせて良いのか? 言ってみろ。お前の今の望みを! 儂は叶えてやるぞ、望。儂は、お前を気に入ったからな」
「っ、そ、それは――!」
ライバルの結城 快浬 に勝ちたい。
そのための力がほしい。
そう言おうとした。
言ってるつもりだった。
でも、口から出た言葉は違っていて。
「セックスしたい、たくさん、たくさぁんっ」
俺の中に、別の俺がいるような感覚。
こんな俺を、俺は知らない。
たった一度、激しく抱かれて。
それだけで、充分なのに。
俺は、まだ、もっと、と求めた。
布団から出て、立っている薬神の前に両膝をつき。
薬神の太くて大きい、フィクションでしか見たことない、でかちんぽを、俺は咥える。
咥えただけで、喉の奥まで届き、息ができない。
が、それが気持ち良く。
俺は、息を漏らしながら、舌で、射精を促す。
誰に習ったわけではない。
俺の体が、勝手に。
勝手に動く。
耳元には、じゅぼじゅぼ、と俺が薬神のちんこを吸う音だけ。
――気持ち良い。
自ら犯されにいっている。
口も、お尻も。
脳みそも。
何もかもが、犯されている。
その事実が、俺を更に興奮させる。
薬神は、動かない。
だから、俺が動く。
「ん、ふぅ、ぅ」
漏れる吐息。
興奮し、荒くなる鼻息。
チラッと、薬神を見ると。
薬神も興奮しているようだった。
その証拠に、少し余裕のない顔。
そして、射精したいと叫ぶように大きくなる薬神のちんこ。
「出すぞ」
その声と共に、俺の口の中に大量の薬神の精子が注がれた。
何も言われずとも、俺は全部それを飲み込む。
が、あまりの多さに、鼻と口から少し漏れる。
――犯されている。
自室。
親はいない。
だから、誰にも邪魔はされない。
「や……がみ、もっろぉ……んっ♡」
俺がそう言うと、薬神はニヤリと笑う。
「もっと、楽しいとこまで落としてやる」
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