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第9話 情事
(R-18)
高校生の体力ってすごい―――と、瞬は朦朧とした頭で思う。西倉が体内に侵入してから、どれほど時間が経ったろうか。
「ぁ、あ、あ、あぁ―――!」
何度目か分からない絶頂に、瞬は掠れた声を上げながら、体をガタガタと震わせた。
目から、口から、アソコから、身体中の水分がだらだらと出ている。気になっても拭う余裕はなく、ベッドの上でただ荒い息を吐く。
「―――んっ、」
ズルリ―――と、中から西倉のソレが抜けていく感覚に、瞬は目を瞑り息を詰めた。
―――やっと、
しかし、最後まで抜けてしまう前に、再び前進してこようとするソレに、瞬は怯えて目を見開く。
「もうっ―――、やっ、」
「まだ、だめ。まだ足りない。」
飢えたような顔をして西倉が言う。
こいつ絶倫なのか。こちらは三十路前、体はガタガタで、股関節はギシギシだ。これ以上されたら、本気で死ぬかもしれない。
「にしくぁ、おねがぃ―――」
最後の力を振り絞って両手を突っ張るが、あっさりと外され、瞬はベッドに縫い付けられた。
同時に、ぬちゃっ―――と、西倉のソレが入ってきて、瞬の体の奥に当たる。ビリビリと脳天が痺れた。
「い、ぁあっ!」
「嫌じゃないでしょ。ほら、すげえ締め付けてくる。先生、本当、エロい。」
わざと瞬に分かるように、西倉がゆっくりと出入りする。ズルッと抜いていくと、瞬の中が引き留めるように絡み付く。
「ね、先生。これより奥、入りたい。入れてよ。」
「んぁあっ、あ、あ~!!」
瞬の最奥までも犯そうと、ゴリゴリと無理矢理に西倉がソレを押し進めてくる。
―――うそでしょ。
「むりぃ―――」
ぱぁっと結腸への入口が開き、西倉の先端が侵入を果たした。強すぎる刺激に、瞬の頭に火花が飛び散る。
「ぁあっ、あ、あ、あ、」
「きもちっ―――」
感じ入ったような西倉の声が聞こえる。
「あ―――、あ―――、あ―――」
瞬の開きっぱなしの口からは、唾液と共に間抜けな声が出る。口を閉じようにも、体のどこにも力が入らず、転がってただただ中を犯された。
しかし、その感覚すら遠い。
「せんせっ、せんせっ、」
気持ち良さそうに顔を上気させている西倉を見上げながら、次第に瞬の意識は混濁した。
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