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別れ~重要なこと。
「連れの君は可愛らしいと言ってくれてね……。まさかウェリー、最近君がどこか元気がないと思ったら……そんなことが原因なのか?」
『そんなこと』
ゼフィールには大したことではないかもしれないが、ウェリーにとっては地球がひっくり返るほど重要なことだ。
それだけ、ウェリーはゼフィール・アラベスタを愛してしまったのだから……。
「ゼフィ……」
ウェリーが口を開けば、直ぐさま彼の薄い唇が塞いだ。
ウェリーの腰が浮く。
ゼフィールに横抱きにされたウェリーは再びベッドに連れ戻された。
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