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第223話
「んっ、ッ…ぁあっ!」
「星、静かに」
「はぁ…あ、ムリぃ…」
星は大きな瞳を潤ませながら、無理だと言って唇を噛む。心底気持ち良さそうな顔を視姦しつつ、俺は着ていたTシャツを脱いで星の口に押し当てた。
「んじゃ、これでも咥えとけ。汚していいからその代わり、たっぷり泣いて乱れろよ」
「うん…これ、白石さんの匂いする」
「そりゃ、今脱いだ服だからな」
「ん、大好き」
そう言った星のシャツをたくし上げ、可愛く勃ちあがったピンク色の小さな乳首に口づける。
「ンッ、ぁ…っ!」
星は俺の脱いだシャツの端を口に咥えて、ぎゅっと両手で抱きながら、俺が与える刺激にカラダを震わせていく。
歯と舌で赤く染まり始める乳首を甘噛みしてやると、星の瞳から涙が溢れて俺のシャツに染みていった。
……なにこの小悪魔、すげぇー可愛いんだけど。
「星、もっと泣いて」
「っ…んっ、はぁ」
星の乳首の片方を口で愛撫し、もう片方をやんわり指で摘んでやって。どちらも星が好きな可愛がり方で刺激してやれば、反射的に背中が仰け反り、艶やかな髪が揺れた。
「んんっ!…ぁっ、ッ」
恥ずかしがる素振りは見せないものの、必死で声を我慢している星の姿は可愛すぎる。極力、星に負担をかけたくないのは俺の本心なのだけれど。
優しく、大切に。
その思いよりも強く感じる今日の気持ちは、泣かせたいし、壊したくて堪らない……そんな、身勝手で欲に塗れた俺のもう一つの本心だ。
「ん、あッ…ぅ」
「……気持ちいい?」
イイことくらい知っているが、俺が尋ねると星はこくこくと頷いて淫らに腰を揺らす。素直すぎる反応を見せてくれる小悪魔は、覆い被さる俺の首に腕を回して次を強請るから。
勃ち上がる星のモノを服の中に手を突っ込んで直接触れてやると、可愛いソコは下着を濡らしてヒクついていた。
「はぁ…んんっ!」
「反応イイじゃねぇーか、ココ……もうすげぇーコトになってる」
水音が小さく響くほど、ソコは先走りで溢れているが。このまま次に進むより、先を見越した行動を取った俺は、枕元に置いておいたゴムを口に咥えた。
そこからは、星が行為に集中できるように。
小悪魔の身包みを剥がした代わりに、ゴムを被せて。宿に迷惑がかからぬよう、シーツと星の間にタオルを挟み、使い切りタイプのローションも口で破って封を開けた。
「……なんか、変な感じ」
違和感を覚えた星は、シャツから口を外して俺を見ると、慣れないゴムとローション感覚に眉を寄せているが。
「これで少しは、イクの我慢できんだろ」
星の可愛く勃ちあがったモノと、後ろのソコにかかるようにローションを塗りつけていく。すると、一瞬で欲に堕ちた星からは堪え切れない声が聞こえて。
「やだっ、これ…あぁッ!」
「やだって……期待してるっつったの、誰だよ」
俺の優しくできない悪戯心に火を点けた張本人は今、俺の下で泣いている。
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