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第241話
脱がされていくチェックのズボンと、汚れた下着。ふるふると震えて、先走りを垂らすオレのモノ。
白石さんから目を逸らさずに、オレは大好きな淡い色の瞳を見つめながら小さく呟いて。
「白石さんっ、オレ…白石さんがほしくて…もう、壊れちゃいそうで…怖い」
流れる涙は止まらないけれど、怖くて不安で、でもほしくて。素直な気持ちを吐き出したオレに、白石さんは優しい表情で応えてくれる。
「壊れりゃいい、壊れてもちゃんと受け止めてやるから……星、愛してる」
囁かれたその言葉に、何もかもが溶かされていく。全部、頭も、心も、身体も、すべて。
「んっ、白石、さん」
ちゅっと唇にキスを落とすと、白石さんはオレの身体をうつ伏せにさせる。縛られた両手は解放してもらえたけれど、白石さんと向き合えていないこの体勢は寂しく感じるのに。
お尻だけを高く突き出した状態になってしまったオレは、恥ずかしくて頭が真っ白になりそうだった。
「やぁ、これ…恥ずかしぃ…」
「まだ……恥ずかしいって思える頭、残ってんだ?」
白石さんは笑いながら、勃ち上がる小さなオレのモノには触れずに、突き出されたソコを舐め上げ指で解していく。久しぶりの刺激で苦しいのに、オレのカラダは悦んでピクピクと震えていった。
「んっ…はぁ、やっ…気持ちぃっ…」
くちゅくちゅと、ソコは確実に解されていく。
お腹の奥が熱くて、自分じゃどうしようもできない。足りない、もっとほしいのに。
「あぁっ!白石さんっ、やだぁ…やッ」
白石さんをただひたすらに求めていくオレの身体は、本当に壊れてしまいそうで。
勃ち上がったオレのモノは、触れてもいないのに更に熱くなっていく。白石さんの指が、オレのイイトコロをぐりぐりと刺激した瞬間。
「んっ…やぁっ!でちゃっ…ああぁっ!」
解されただけなのに、オレは耐え切れず白濁を飛ばしていた。中途半端に脱がされたままだったブルーのシャツに、オレの吐き出した欲が染みていく。
「後ろだけでイクって、お前エロすぎ……ってか制服、汚しちまったな」
「…はぁ…だってぇ、オレ、もぅ…」
白石さんで、いっぱいにしてほしい。
そのこと以外、オレはもう考えられない。
学校の制服を汚してしまった罪悪感を覚える暇もなく、オレは白石さんだけに溺れていく。
「これで学校にいるときも、俺とヤったコト思い出せるから嬉しいか。この身体でこの服で、俺に抱かれてんだって思えんだろ」
「ん、嬉しい…からぁ、いっぱい…ほし、ぃ」
乱れて、泣いて、強請って……オレの中で、まだひとつだけ満たされていない部分を埋めるために、オレは口を開く。
「白、石さ、ぎゅーっ…して」
オレの言葉で、ゆっくりと引き抜かれていく白石さんの指。その感覚にすら身を震わせて、オレは涙を流してしまう。身体に絡まって汚れたシャツは、白石さんの手で剥ぎ取られて。
「お前は俺だけのモンだって、忘れんなよ」
オレは、白石さんのその言葉に大きく頷いた。
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