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第329話
星のご要望に応え、俺は濡れている下着を脱がしていく。その間も小さくピクンと身体を震わせて、身を捩っている星が可愛い。
「んっ、ぁ…ッ!」
触れるだけで、漏れ出てくる甘い鳴き声。
ずっと我慢して堪えていたせいか、勃ち上がった星のモノを軽く扱いてやれば、すでに蕩けている星は簡単に達してしまいそうになっていて。
「イッちゃうっ…はぁ、でちゃっ」
「ん、出しな」
「っ…あぁッ!!」
手の中に出された欲は温かくて、指に絡みついたソレをイッたばかりの星のカラダにねじ込んでいく。ゆっくりと呼吸を整えさせてやりつつ、俺を受け入れるための場所を濡れた指で解していけば、星のナカはヒクついていた。
「ゆきっ…やぁ…さ、んっ」
「星こっち、もう溶けてる……すげぇー音だな、クッソエロい」
力が入らない星のカラダは、力むことなく上手に俺の指を咥え込んでいく。濡れた音を響かせてやると、星は縛られた両手で顔を覆ってしまった。
「ああッ、もぅ…だめぇ、やぁ」
ふわふわと、星の顔の前で揺れている浴衣の帯。そこから視線を下へと移せば、蜜を垂らして泣いている可愛いモノが僅かに震えていた。けれど、前を触れることがなくても、ここまで乱れてしまえば壊すのは簡単だと思った。
音でも、言葉でも、今の星にはそのどれもが淡い刺激に変わるから。
……本当は、ココも焦らしていじめてやりてぇーんだけど。
星が苦しくないように、優しくするのが最優先か。これ以上焦らして泣かせたら、俺が挿れる前に星は飛びそうだ。
「星、気持ちイイ?」
「はぁ…あ、んっ…気持ちぃっ」
すっかり柔らかくなった場所、徐々に増やしていった指で星の前立腺を刺激する。
「……ココ、お前の好きなトコな」
「ひゃっ!あぁっ、んッ!!」
ピクンとカラダを震わせて、今は触れていない星のモノから白濁が流れ落ちていく。ソレに合わせるようにし、星の後ろは俺の指を締め付けていた。
「んっ、コレ…も、外してぇ…」
泣き腫らした潤んだ目で、俺にそう訴えてくる星くん。あまりの可愛さに、俺は埋めていた指を引き抜いて、縛り上げていた両手を自由にしてやった。
「オレ…もぅ雪夜さんがほしいっ、雪夜さんが好き、だからぁ、だからッ」
快楽に溺れた瞳は、真っ直ぐに俺を見つめていて。素直に欲しいと口にした星は、俺にしがみついて離れようとしない。
「星、ちゃんとやっから大丈夫。俺もお前がほしいから、星んナカに挿れさせて」
「オレ、雪夜さんでいっぱいにしてほしぃ」
意地悪されんのも、優しくされんのも好きな星くん。どんな俺でも受け入れてくれる星は、決して悪い子なんかじゃない。ホントはコイツにお仕置きなんて必要ないコトくらい、俺が一番よく理解している。
けれど。
欲に溺れて、俺だけを求めて。
声にならない声で、俺の名を呼んで。
……素直じゃなくて悪いヤツは、きっと俺のほうだから。
「雪夜さん、大好き」
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