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第27話

車は凪の家の方向へ向かっているようで少し安心した。もしかしたらどこかへ連れ込まれるのではないかと思ったからだ。 家へと着き、凪は礼を言って車を降りる。礼なんて言いたくはなかったけれど、きちんと挨拶はしなさいと教えられてきたし、一応送ってくれたから。 そのまま社長は帰るのかと思ったが降りてきたのでやはり何かしら、しに来たのかと身構える。 でも、家には母親が居るだろうから変な事はしないだろう。 そう期待して家へ入る。 が、何時もなら「おかえり」と奥から声が聞こえてくるのに声がしないし、いつも母親が履いているサンダルが無い。 えっ?居ないの? そう思ったら一気に心拍数が上がる。 「どうしたの?着替えないと風邪を引く」 社長が真後ろに回った。凪を外へ逃げれなくする為に。 「ほら、早く」 まるで自分の家のように社長は家へと凪を押しやり、押された凪は家へ入るしかない。 買い物なのだろうか?それならいつ帰る? 早く帰ってきて欲しいと凪は願いながら家へ上がる。 当たり前のように社長も家へと上がってきた。 「あ、あのお茶用意します。母も多分直ぐに帰ってくると思うので」 凪はわざと母親が帰ってくる事を強調した。変な事を仕掛けて来ないように。 「お茶はいい、ほら、着替えなさい。タオルは?」 「いえ、自分でやるので座っていてください」 「そんな他人行儀にならなくていいから、ほら、先に着替えて」 社長は凪の腕を掴む。 「部屋は2階かな?タオル持って来てあげようか?」 「大丈夫です、じ、自分で持ってきます」 凪は掴まれた手を払うとタオルを取りに行く。 どうしよう!!その言葉ばかりを頭の中で繰り返す。 追っては来ないようで、凪はタオルを手に恐る恐る戻る。 ふと、何か視線に入ったと思った瞬間に社長が凪の腕を強く握ってきた。 「部屋は2階かな?」 そう言うと凪を引っ張り2階へ。 逃げたい。振り払って逃げたい。でも、力が強くて部屋へと連れて行かれた。 「ほら、タオルで拭かないとシャツがびしょ濡れだよ、身体に貼り付いて……いい感じだけど」 社長の視線が自分の胸に感じ女の子みたいにタオルで胸を隠す。 先程から視線がチラチラと身体に向けられていたのは気付いていた。気の所為だと思いたかった。 「拭いてあげよう」 社長は凪の手からタオルを取ると凪の頭にタオルをかぶせる。 「水も滴る……って言葉が似合うね」 顔付近にあった手が凪の胸に。 貼り付いて形を表している突起部分をシャツの上から摘む。 「やっ、」 ビクッと身体が震える。 社長は指先で乳首を摘んだり押したり弄りまわすと、シャツの上からそこへ吸い付いた。 「い、いや」 驚いて後ろへ下がる凪。その動きて頭にあったタオルが足元へ落ちた。 「ああ、落ちちゃったね」 笑って凪を見ているが目が笑っていない。その目は闇に吸い込まれそうで怖い。 「シャツを脱ぎなさい風邪を引く」 「……えっ……」 凪の身体がその先を予測してカタカタと震え出す。 「ほら、寒くなったのだろ?脱がないと」 社長は凪のシャツに手をかける。 「いや……」 嫌だと首を振るがそれで止めてくれる社長ではない。 「脱がないと風邪を引くだろ?」 ボタンを1つ1つ外されて前がはだけた。 そのまま社長は凪のシャツを脱がせ、上半身裸にされた。 「綺麗だ……肌が女性よりキメ細やかで……この前味わった時も良かったよ」 そう言って社長は凪を抱き締めた。 「いやだ!」 彼をつき飛ばそうとするがガッチリと背中に手を回され身動き取れない。 「大丈夫だよ、怖くない、気持ち良くしてあげるだけだ」 そう言って凪の背中を撫で回した後、尻へと手を伸ばす。 「ズボンも濡れているね」 社長の方手は凪のスボンのベルトを外し、ボタンとファスナーを下ろした。ファスナーを下ろした事で太ももまでズボンが下りていく。 社長の手はするりと凪の下着の中へ。割れ目にそって指を滑らせて後ろの小さい穴の入口を指先で円を描くように触りもう片方の手の指に唾液をつけると同じように下着の中へ。割れ目を割いて指先が中へグリグリと侵入してくる。 凪は怖くてガタガタ震えたまま。 「寒いのかい?……それともこういう行為が初めてだか怖いのかな?」 震える凪の耳元で囁く。 「大丈夫、慣れると気持ち良くなって欲しがるようになる」 社長の指は中へ中へと。 「さすが……キツいね。いいね、いい具合だ」 満足そうに言うと凪を押し倒した。

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