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第4話
「なんでそうなるん...?」
『やから、友達やめよう。』
僕の額からは冷や汗。声は震え気味。
『あぁー、面倒くさいな。』
なんやねん...それ。僕がめんどくさい?
『春やって【これ】を望んでたやん』
なにそれなにそれなに?それ...。
「僕はッ!!...健司のこと...」
大好きやって。言いたかった。でも、言葉を飲み込む僕はただの弱虫で。
「もうええわ...。夜になったら来るから一旦帰る。」
「なんで帰るねん、今大切な話しとるやん。」
そんな話聞きたない。今だけ、君の声が届かなければええのに。
「うるっさいねんッ!僕の事なんて放っとけやッ!!...帰る。また夜な。」
「分かった、じゃあ、その時ゆっくり話そう。」
この時ほど、時が止まればいいのにって思ったことはないだろう。
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