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おくすりの時間ですよ
ドクン
ドクン
ドクン
ドクン
血液ではない熱いものがユウトの脳を廻る。
刺された箇所はジンジンと痛むが、それ以上にコメカミから耳へ、首筋へ、肩へ、熱が伝う。
「は……あ、ぁあ……あ゛、アア…」
ユウトは目の前でほくそ笑む男に訴えたいことが山ほどあるのに、それが言葉として出てこない。
(何だよ、これ……俺は、何をされ……)
感情さえも段々と薄くなる。薄くなる、ではなく、何かに感情が支配されていく、と表すほうが適切なのかもしれない。
じわじわと全身が熱くなり、ふと目線を下にやると、ユウトのペニスはムクムクと勃ちあがり始めた。
「ふふふ…ユウトくんの可愛いおちんちんが、どんどん熱くなって僕を見つめているね……」
ずっとユウトと同じ目線にいた男は愉しげにユウトのペニスを眺め、半勃ちの亀頭を指で突いた。ツン、と一度だけ。
「ひゃあああぁぁぁぁん!」
ブルブルと震えたユウトは、触れられたペニスの先端から精液を放出した。
「あーあ、たったこれだけでイッちゃうのか…薬はよーく効いてるんだね……」
「あ、あ……あ……」
達したせいなのか、ユウトは全身から汗が吹き出て口は酸素を求めて開けっ放し、口端からはヨダレもだらだらと出ている。
「でもお漏らしはお行儀が悪いなぁ……」
男はポケットから赤色の皮のチョーカーを取り出した。
その赤色でユウトは少しだけ目が醒める。
「てめ……か、え…せ……」
息絶え絶えに睨みながら言うが、男は愉快そうに笑うだけ。
「返さないよ! ユウトくんにはこんなもの似合わない! だから……」
「や、やめ……ろ……」
ジョー高のNo.2であることの証はユウトの我慢ができないペニスの根元の拘束具に成り下がった。
「ひ、うぅ……」
「ああ、可愛いねぇ……そうして悶え苦しむユウトくんは美しい……ああ、もっと乱れさせたい!」
「な、なに、を……⁉︎」
男はユウトを押し倒してアナルがよく見える態勢にした。
「はあはあ」と興奮した気味の悪い呼吸とにやけでユウトのまっさらに綺麗なアナルを眺めながら、白衣のポケットからスポイトを取り出した。
「もっともっと気持ちよくなろうね、ユウトくん」
プチュ
スポイトの先端をユウトのアナルに挿入し膨らみを押すと冷たい液が腸内に広がるように体内へと侵入する。
「お薬がこぼれないように……僕が栓をしてあげるよ……ねっ?」
ユウトの痴態や声だけで完勃ちしていた男のペニスが、まだ誰にも触れられず未開の孔 をメリメリと破いていく。
ユウトの絶叫は完全防音のこの部屋に飲み込まれるだけで、その声が男を更に興奮させた。
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