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第2話

「強姦は君の不利にしか為らない」 「けれど貴方は和姦には応じないでしょう?」 「そう見えるのかい?」 「見えますとも」  「貴方自身よりもっと貴方の中身を知って居ますから」そう云い乍らドストエフスキーは催淫効果が含有された潤滑剤を露わにさせた内腿から双丘へと塗布して行く。触れた箇所から熱を帯びていき徐々に中心へと集まる。  「君が私の何を知って居るというのか……ッ教えて欲しい物だね……っ」両脚は左右に開かされ、其の間にはドストエフスキーの躰が割り込み、筋肉の収縮で脚が跳ね上がる度、無意識にも彼の胴を挟み込む。  内部で蠢く指先は、繊細に丹念に、僅かな太宰の反応をも確認しつつ裏から其れを押し上げる。  腰が大きく跳ね上がり、痛みを伴う程に主張し薄い蜜が腹部へと糸を引き滴る。奥歯を噛み締めつつも両手の八指を使い、ドストエフスキーの前髪を掴み引き寄せる。  荒い呼吸と紅潮した顔。其れでも表面上は冷静を装う太宰へとドストエフスキーは指を忙しなく動かし乍らも顔を近付ける。 「如何しました、太宰君」 「――――――ッ、下衆」

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