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第1話〜出会い〜
「クスッ、その顔マジ可愛い。」
「……………………ふぇ?」
マヌケな声がでた。
だって、しょうがないじゃん。
この世の物では無いような、
優しくて、愛撫するような目で、
見てくるから。
「これからよろしくね。」
ふわぁってなった。
ここにいる全ての人が今の笑顔を見て
顔を赤く染めているだろう。
「………よ、っよろしくお願いしましゅっ!」
あっ!噛んだ!恥ずかしい
なんだよ。しゅっって
「ふっ、かわいーね。」
笑われた。恥ずかしい。
もうやだ。
かわいーって言われた。
嬉しい
ーガタッ
睦月が俺のうしろに座ったのがわかった。
そう考えると心臓が壊れそうになる。
(勝手に睦月って呼んでいる)
それから先生のつまんなくて
長い話しが始まった。
その間も俺の心臓は、ドキドキ
言っていて俺は早死するんだろうな。
とかこれからどうしようとか考え
ていたら
ートンッ
俺の背中に何かが当たった。
一瞬何かわからなかった。
(やばい、絶対睦月だどうしよう
……振り向くべきなのか?)
考えてるうちにもう一度
ートンッ
今度は、ハッキリと
指で押されたのがわかった。
(ど、どうしよう。)
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