「向日葵は寝たか？」 「絵本を読んでたら寝ちゃった。可愛いね向日葵君。」 「まだ慣れないかもしれないが俺達の子供だからな悠陽。」 「うん、向日葵君はおかしいよね。僕に向日葵を産ませてくれて番にしていてくれてありがとう。」 「悠陽は眠っていて他の奴に襲われたらと思うと我慢出来なかった。」 桜夜は眠る悠陽の首を噛んで番にしていた。 それは悠陽を守る為でもあったが何があっても悠陽とは別れないという桜夜の意思表示だった。 桜夜は悠陽を抱き寄せて唇を重ねた。 唇を重ねながら夢を見ているようで桜夜は少し不安だった。 いつも眠っている悠陽にキスをするだけだったが今は目覚めてる悠陽にキスをしているのだと暖かな温もりで夢では無いとすぐに実感した。 「怖いか？」 「大丈夫だよ。薬であの時の事は殆ど覚えてないんだ。だから・・・ううっ・・・はぁ・・・さく・・・。」 桜夜は悠陽が話している途中でベッドへ押し倒すと悠陽の唇に貪りついた。 悠陽もそれに応えるように舌を絡めて甘い声で桜夜を求めた。 互いの荒い息遣いと絡み合う熱が理性を抑えきれなくしていった。