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第9話
「ほしちゃん」
やっと…会えたね…
「はな…ちゃん…」
「ほしちゃん…会いたかったよ…」
その後は言葉なんて要らなくて互いに抱き合っていた
「俺は…汚れてるんだ…でも…君を忘れられなかった…好きでごめん…愛してごめん…諦められなくてごめん…ほしちゃん…もう一度俺と一緒にいてくれませんか?」
「おかえりなさい…はなちゃん…一緒に帰ろ…俺も君のこと愛してる…」
2人仲良く手を取りながら2人過ごしたあの家へ並んで歩き出す…
もう…離さない…
空にかかった大きな虹はもう消えかけているけれど梅雨明けと共に新たな扉を開いた俺たちを夏の始まりを知らせる眩しい太陽の光が照らしてくれていた
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