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天気雨
和希の口の中に舌を差し入れ、音を立て和希の舌に絡みつかせながら、
ベッドサイドの引き出しから手探りでローションボトルと避妊具を出し、ベッドに放り投げた。
そのまま舌を絡ませるキスをしながら和希のジーンズと下着を脚も使い膝下まで一気に降ろす。
唇を漸く離すと引っかかっているだけになっていた衣服を脱がしベッド下に捨てた。
ローションボトルを開ける手間すら惜しい。
和希の腰の下にクッションをかませると和希の腰を上げさせる。
いつもなら手のひらで温めてから使うローションも、
ボトルから直接和希の身体に垂らした。
「あっ!ばか、冷たいっ」
「ごめん、もう余裕ない」
その言葉とほぼ同時に和希の中に壮史の指が入れられた。
「あっ、んん」
ぐちゅぐちゅとローションの音が大きく聞こえ、和希は耳を塞ぎたくなった。
指を増やされると和希の身体はすぐに限界を迎えそうになった。
「そ、う、もう…」
「…イキそう?」
壮史が和希の首に胸に唇を落としながら聞くと、和希は首を横に振った。
「もう、欲しい。壮の挿れて、欲しい…」
壮史の、一切触られていないソレが快感を与えられたようにびくりと震えた。
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