長い間キスをしていた。 何度も和希の口の横から2人の混ざった唾液が溢れ出し、和希の襟足を濡らした。 ずっと舌を絡ませ飽きることなくお互いの口の中を愛撫し合った。 漸く唇を離すと壮史が欲情を隠そうともせず甘い声で聞いた。 「和希、抱いていい？」 改めて聞かれると思っていなかった和希は、一瞬で赤くなった顔を背けながら小さく頷いた。 ベッドサイドの引き出しからローションと避妊具を取り出すと、壮史は和希の身体をコロンとひっくり返し後背位の体制にしてから腰を高く上げさせた。 そして和希の履いていたスェットと下着を立てている膝まで一気に下ろした。 片方の脚からそれらを抜くと大きく脚を開かせる。 何度もそういう行為をしてきていても、慣れない。 恥ずかしいものは恥ずかしいのだ。 全てを見られているのは知っていても、その時は毎回初めてのように隠したい、みられたくないと思ってしまう和希がいた。 ローションが塗られると思っていた和希がびくりと身体を揺らす。 ローションではなく、柔らかく熱い物が孔の回りをぬめぬめと動いていた。 壮史は和希の腰をがっちりと抱えながら、和希のそこに舌を滑らせる。 既に勃ち上がり濡れている性器には触れず、カチカチでせりあがった袋を舐め口に入れ愛撫し、 袋から戸渡りに舌を動かすと和希の甘い声が洩れてくる。 そのまま舌を孔まわりのしわに丹念に這わせると、和希が身体を捩った。 「壮、あ…、そこはやだって」 「本当に？」 指で孔を広げるようにしながら舌を押し付けるようにしながら動かす。 「ロ、ション、使えよ、」 思わず喘いでしまう声を我慢しながら和希が言う。 ひくひくとし始めている孔に固くした舌をわざとゆっくり入れると、和希の身体がぶるっと震えた。 舌を抜き差ししながら、壮史はそこで漸く和希の性器に手を伸ばした。