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素直なあまのじゃく
和希の腰を掴み揺らす。
酔っているせいか、和希の中はいつもより熱く、絡みつきも強く感じた。
和希の片足を上げ、壮史は激しく腰をぶつけた。
「ん、んんっ、あっ」
和希は壮史の手を取ると口元に持っていき、指に舌を絡ませしゃぶる。
ぞわっとする感覚に壮史の腰が震えた。
「そぅ、壮史ぃ」
「ん?イキそう?」
ううんと首を振る和希は、壮史の首に抱きつき、べったりとくっつくと、強請るように甘えた声で言った。
「俺、壮史のだから、
壮史も俺だけのになって、
誰にも触らせたりしたら、やだっ」
このかわいいあまのじゃくはヤキモチを焼いていたのか。
それを素直に口に出来ない和希は酒に酔い、漸くこうして零すことが出来ている。
壮史はどうしても上がってしまう口角を隠さず和希の上にかぶさるようにして上体を倒した。
はぁーと深く息を吐くと和希の頬を撫でる。
「和希、かわいい…たまんね」
壮史は和希にキスをし、舌を絡ませながら腰を振った。
くぐもった喘ぎ声を途切れさすことなく、和希は素直に感じた。
身体の奥で壮史が果てると、壮史は唇を離し荒い息を吐き出しながら、和希の性器に手を伸ばした。
先走りで濡れに濡れた性器をいきなり激しく擦り上げる。
和希の背が快感に反らされ、そのまま喘ぎながら和希は精液を吐き出した。
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