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犬も喰った喧嘩
「…ごめん」
ソファに横になった和希の髪を撫でながら壮史が謝る。
風呂場での長い行為に和希は逆上せてしまい、達した後意識を飛ばしてしまった。
和希が意識を取り戻した時壮史が心配そうな顔をして和希を見つめていた。
「もう大丈夫だって、それに…」
和希はまだ赤い顔をさらに赤くしながらそっぽを向く。
「俺が………お強請りしたせいだし」
そっぽを向いた和希の頬に壮史が優しくキスをすると、和希は壮史の方を向いた。
「壮…キスはこっちがいい…」
壮史の首を引き寄せながら唇へのキスをせがむ和希に思わず微笑みながら、壮史は引き寄せられるまま唇を重ねていった。
結局いつでも、いつまでたっても和希には弱いままの自分にも笑いながら、
合わせるだけのキスを和希の気が済むまでし続けた………
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