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お好みのままに、は難しい
「和希、露天風呂凄いぞ!」
壮史に手招きされ見に行ってみると、日本庭園に面した檜の丸い露天風呂があった。
「夕飯まで時間あるし、入るか」
「…しないよな?」
「何を?」
「アレ…」
「アレって?」
「………エッチ」
ぶはっと吹き出して壮史はそれには答えず、脱衣場で服を脱ぐとさっさと露天風呂に向かった。
壮史が出るまで部屋で待っていようと思った和希は露天風呂に向かったはずの壮史に抱きしめ止められた。
「やっぱり。
部屋付き露天風呂だぞ、ここで一緒に入らなくてどうすんだよ」
早く来いと壮史に言われ、和希は渋々服を脱いで露天風呂に向かった。
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