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大爆発の独占欲

「さっ」 「そんな怒んなよ、ハニー。ちょーっと遅れただけだろ。ヤキモチやかせんなよ」 後ろから回した腕が和希をぎゅうと抱き締める。 スーツの男にごめんねと言うと、西園寺は和希の肩を抱いて店から足早に出た。 そのまま歩き、店から離れたコンビニまで来ると西園寺は漸く抱いていた肩から手を離した。 「なーにやってんだお前、男漁りか?」 西園寺はポケットから煙草をだし咥えながら和希を見据えた。 「そういう店だってわからないまま入ってて…」 「あーぁ、当分行けねぇじゃんあそこ。けっこう美人多くてお気に入りだったのに」 やらかしたなーと言う西園寺は全く残念そうには見えない言い方でそう言った。 「そういやお前も美人、だな。お前ネコ?だろ?」 煙草の煙を穿きながら西園寺はからかうように和希に聞く。 「やってみる?俺、けっこうおすすめよ」 そう言って西園寺はバチンと片目を瞑ってみせた。

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