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大爆発の独占欲
西園寺は和希の手を引いてfavoritoに連れてきていた。
閉店した店を開け、レジカウンターの中に和希を引っ張って行く。
カウンターの奥に狭い空間があり、そこにはソファが置いてあった。
「たまーに仕事しすぎて泊まることがあるからソファベッド」
にやりと笑った西園寺は和希をひょいと抱き上げるとソファにどかっと座り、自分の膝に和希を座らせた。
「初めて、ではないよな、男知ってる感じするもんな」
西園寺は和希の身体をぐっと引き寄せると首筋に鼻をスリスリと擦る。
「さ、西園寺さん、俺」
「優しく愛してやるから」
チュッと首筋にキスをされ、熱い舌が這った。
びくりと身体を揺らした和希は西園寺の肩を強く押した。
項に大きな手が触れ、ぐいと西園寺のほうに引き寄せられた次の瞬間には西園寺の唇が和希の唇に重なっていた。
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