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大爆発の独占欲
西園寺の車がキィとブレーキ音を立てて止まる。
「ここか?」
うんと頷く和希に西園寺がニヤニヤしながら顔を寄せてくる。
「この愛の巣で日毎夜毎前から後ろから上になって下になって壮史とヤリまくって、あがっ!?」
和希が西園寺の太腿を強く抓った。
「下品!!」
「下品ってお前、ヤってるお前も下品だろーが」
口でも身体でもどうやってもこの男に勝てる気がしなかった。
項垂れながら礼を言って車を降りた和希を、窓を開けながら西園寺が呼ぶ。
「おにーさんがとっておきの仲直りの方法を教えてやるよ」
西園寺がニヤリと笑う。
「腰もチンコも立たなくなるまでセックスする」
やっぱりと顔を顰める和希に西園寺は親指を立ててウィンクをすると帰って行った。
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