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野獣のように

冷蔵庫を開け、ペットボトルの水を取り壮史に渡す。 壮史は水を半分ほど飲むと一瞬伏せた目を上げ、和希をじっと見つめた。 「和希……」 甘く欲情した声で名前を呼ばれ、和希はぴくりと身体を揺らす。 壮史の手がそっと和希の首を撫で、唇が重ねられた。 舌が様子を伺うようにそっと入ってくると和希は壮史の腰の辺りの服をぎゅっと掴んだ。 酒のせいかいつもより壮史の舌が熱く感じた。 ゆっくりと舌を絡められ、和希の腰が揺れる。 「和希………すげーかわいい…」 そう言うためだけに離された唇と舌がまた近づく。 髪を撫で、脇腹をそっと掠め壮史の手が降りていく。 「あ、」 「和希…………」 和希の服の中に入り込んだ手が胸を撫で、和希が細い声を洩らすと壮史が熱い息でまた名前を呼んだ。

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