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コタツとマスクと甘えん坊
下を全て脱がされ、変えたタオルで脚先から拭かれていく。
指の間まで丁寧に拭かれ、和希は壮史に隠すように身体の下に手を入れそこでシーツを掴んだ。
ふくらはぎから太腿へと拭かれ、もう片方の脚も同じようにされ、和希は熱とは違う吐息をそっと吐き出した。
和希の下半身に厚めのタオルを掛けると一旦壮史は寝室を出て行った。
和希は少し反応してしまっているソレを隠すようにドアに背を向け膝を抱くように身体を丸めた。
こんな時にまで身体は反応してしまう。
壮史に触れられてしまえば、もう当たり前のように疼き欲してしまう。
他の人がどうかわからない和希は、自分がとてつもなく厭らしく我慢の利かない動物のように感じて唇を強く噛み締めた。
また静かに寝室のドアが開き、新しいタオルとお湯を入れ替えた壮史が戻ってくる。
タオルを絞った壮史は和希の身体を仰向けに戻し、掛けていたタオルをそっとずらした。
「…熱くない?」
和希の性器を包むように拭きながら壮史が目を上げて聞いた。
小さく首を振ったのを見ると壮史は和希の脚を持ち上げてタオルを臀部に滑らせた。
はっと和希が短い息を吐いた。
ゆっくりと袋から戸渡りを丁寧に拭き、
そのままの優しさで孔の回りも拭かれ、和希が身体を捩る。
「和希、脚持ってて」
壮史にそう言われ何も考えられなくなっていた和希は膝下に手を入れた。
「座薬入れるからそのまま力抜いてて」
「やっ、自分でするっ」
慌てた和希が身体を反転させ逃げたが、壮史の腕がそれを許さなかった。
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