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初心にかえる初詣

センター試験を来月中旬に控え回りの誰もがピリピリする中で、2人はわりと呑気に構えていた。 壮史は合格ラインを余裕でクリアしていたし、 和希は当日にならないと緊張しない質で、 それでも2人とも受験生らしく日々勉強に明け暮れていた。 告白らしい告白もないままキスをしてから一年半ほどが経っていたが、未だ2人は結ばれてはいなかった。 何度もそういう雰囲気にもなったし、 お互いの身体を触り、 お互いの性器も触ったり舐めたりもしたが、 そこから先へはどちらともが進もうと言い出せずにいた。 和希は何度もネットで男同士の結ばれ方を調べようとしたが、 壮史がここまでの関係でいたいならそれでいいと思うようになっていた。 壮史が自分に触れて、自分も壮史に触れられる、 和希はそれで充分だったのだ。 いよいよ本格的に受験シーズンに突入という秋の始め頃から壮史の愛撫に変化があった。 初めて和希の後孔に触れてきたのだ。

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