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酒とスパイスのチョコレート

「壮、そ、う……」 「精液出せる?」 うんと頷く和希はまた泣いていた。 「俺も、出る、」 そう言って強く腰を押し付けた壮史の身体がぶるっと震え、中の性器がひと回り大きくなった次の瞬間奥に叩きつけられるかのように精液が出された。 「あっ、んぁ」 壮史の熱を受けながら和希も少ない精液を震えながらシーツに垂らした。 ずるりと性器が抜かれると和希の腰がシーツに落ちる。 力の入らない後孔からごぽりと精液が溢れてくるのを感じ和希は慌てて身体を起こした。 が、起こした身体は壮史の手でまたゆっくりとベッドに寝かされる。 指を入れられ精液を掻き出すように中で指が回されると和希は掠れた声を上げた。 ぐちゅ、くちゅと濡れた音と和希の掠れた細い声が寝室に響く。

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