………触れたい。 一旦収まりつつあったソレが和希に触れることで急激にまた熱を持ち始める。 ただ柔らかく抱き寄せ、髪に触れているだけの刺激とは程遠いものでこれだ。 壮史は和希の服の裾からそっと手を忍びこませた。 手のひらを和希の身体にぺたりとくっつけただけでぶわっと全身の毛穴が開いた気がした。 服を捲りあげ布団に潜り込む。 脇腹に唇をつけるともう止められなくなった。 舌を這わせながらあちこちに吸いつくと和希がころんと寝返りを打ち仰向けになる。 これ幸いと壮史は和希の首の下付近まで服をさらに捲り上げ、わずかに芯を持ち始めた胸の突起を口に含んだ。 吸いつき、舌を硬く尖らせ弾くように舐めると和希の腰が揺れた。 「……壮、史？」 壮史は答えずぷくりと勃ちあがった乳首に軽く歯を立てた。 「ん……するの？」 まだ寝惚けた声ながらも和希は壮史の髪に手を伸ばし撫でた。 「…抱いていい？」 壮史が聞くと一瞬のうちに目を見開き顔を赤くしたが、 和希は一瞬間を置いてからうんと頷いた。