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春の夜に
「あ、んーーーー…っ」
壮史がゆっくりと性器を埋め込むと同時に、和希の身体がびくびくっと震え精液がびゅるるっと吐き出される。
痛いほどの締め付けと収縮に耐え荒く息を吐くが、
ふと和希を見ると赤く染まった身体に白濁の液が腹から胸にかけて飛び、
それが激しく上下する身体の動きに脇に流れる。
その妖艶で厭らしい光景に和希の中に入れた性器がぶわりと膨れた気がした。
「和希、ごめんっ」
壮史は呼吸も荒くそう言うと腰を激しく動かし和希に打ち付け始める。
「やっ、あっ、壮、まっ、待ってっ」
和希の両手が壮史の胸に伸び押すが、それをもろともせず壮史は腰をぶつけ中を抉るように回す。
「壮、あっ、んーーっ」
「………はっ」
壮史の吐息のような声に和希の腰が震え、その直後奥まで入れ込まれた性器が跳ねる。
ゆるゆると奥を突付きながら出される精液を感じながら和希もまた達した。
精液を出さずに達した和希に気付き、壮史は舌なめずりをすると勃ちあがったまま誘うような胸の突起を舐める。
「あ、やだ、壮っ」
和希が壮史の肩を押すが痙攣しているかのように震える手では何の意味もなく、壮史の舌は動きを止めなかった。
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