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春の夜に

下から上に数度舐め上げた後、唇で挟むようにして固くした舌先で弾く。 途切れることなく和希の甘く掠れた声に壮史の性器がまた硬さを取り戻した。 「あ、壮?また…」 ずるりとそのまま出ていくかと思った性器が勢いよく奥まで戻され、和希が仰け反り震えると、 仰け反った喉を壮史が舐め吸い付きながら腰を動かす。 「や、も、無理、無理っ」 和希の目から涙がボロっと溢れるのを壮史が唇を寄せ吸い取る。 「精液出さないと終われないだろ?」 ほら、と勃ち上がったままの性器を撫でられ和希は泣きながら壮史を見上げる。 「壮が、くれないから」 「……何を?」 「中、にくれたら、ちゃんとイケる……」 首を傾げるように言う和希の目はまだ涙が出てはいるがトロンと蕩けそうで、壮史は無自覚に煽る和希の唇をキスで塞いだ。 和希の舌を強く吸い、胸の突起を同時に摘むとくぐもった喘ぎ声が唇の端から漏れる。 口を離し起き上がると遠慮もなくずるりと性器を抜き、避妊具を引きちぎるようにして外し先程出した精液まみれの性器を再び和希の中に押し込んだ。 「あっ、」 「お強請りしたんだからちゃんと受け止めてイけよ?」 和希の脚を大きく開かせ腰を打ち付ける。 「そ、う、あっ、も、ダメ」 「イキそ?」 こくこくと頷く和希に壮史が低く甘く言い放つ。 「ちゃんと言って、和希」 「あっ、イク…」 壮史の腕を掴み和希が精液を吐き出すと、壮史も激しく腰を振り果てた。

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