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春の夜に
萎えた性器が出て行くと壮史は和希を抱きしめ重ねるだけのキスをした。
起き上がりウェットティッシュでざっと後始末をすると下着だけを身に着け壮史が寝室を出て行く。
戻ってきた壮史はホットタオルで和希の身体を拭いていき、
後孔の後始末もすると、うとうとし始めている和希に服を着させ額にキスをしてから和希に布団をかけた。
自分を包むような温もりに擦り寄る。
馴染んだ匂いに鼻も擦り寄せた。
と、包んでいた何かがもぞっと動いたのを仕方なく目を開けて見る。
「擽ったい」
「あ、ごめん……」
下を向いた和希の額にチュとキスをしてから壮史が囁くように言う。
「おはよ」
「お…おはよ」
髪に鼻を埋め込むようにしてくる壮史の胸をぐっと押すと壮史の手が顎を持ち上げ、上を向かされた途端壮史の唇が重ねられた。
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