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どっちがお好み?
「完璧だなぁ?和希ちゃーん」
くっそー!
和希は真っ赤になった顔で再び睨んでやるが、西園寺はどこ吹く風で彬の頑張りを労っていた。
メイドの衣装に着替えかけていた和希に彬がそれほど大きくない紙袋を手渡す。
「和希ちゃん、今穿いてる下着脱いでそれ穿いてね」
彬の声が衝立の向こうから聞こえ、和希は紙袋から中身を取り出すと、それは白いパンツだった。
「あ、彬さん、これっ」
「男の子用だから大丈夫よー」
どこが大丈夫なのだ。
どこから見ても女ものだろ。
…………あれ?
よくよく見てみると股間、性器を入れる場所というか、性器があるであろう場所の布が余分にある。
穿いていた下着を脱ぎ、恐る恐る穿いてみると、なるほど男用の下着なんだと納得した。
うまい具合に性器が納まっている。
穿き心地もさほど悪くない。
が、見た目がどうにも気色悪い………
まさか自分がこんな物を穿くことになろうとは。
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