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切ない春休み

ウェットティッシュで和希の顔を拭いながら壮史がごめんと言うのを和希はううんと笑う。 「顔射は破壊力ヤバイな」 「AVかよ」 「和希だからヤバイんだって」 「また…やる?」 それもいいけど、と壮史は笑いながら和希をベッドに寝かせる。 「和希の気持ちよさそうな顔がみたいしエロい声が聞きたい」 和希がぼわっと顔を赤くして背けるのを壮史は顎を捕まえてまた自分の方に向かせ唇を降ろしていく。 「今度は俺がサービスする番な」 赤い舌で自分の唇を舐めて見せる壮史に背中と腰がぞわりとした。 髪の中に手を入れ漉くように指を滑らせながら壮史の唇が触れる。 舌先で唇を舐められ和希が口を薄く開けるとにゅると壮史の熱い舌が入ってくる。 舌を吸われ絡ませながら上着が捲られキスの合間に脱がされると髪を撫でていた手は和希の身体に移った。

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