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甘い恋人
跨いでいた和希の身体から降りた壮史がサイドテーブルからローションを取り出す。
自分の性器に直接垂らし全体に塗り込むと和希の後孔に先端を当てた。
「あっ、壮、待って」
慣らしていないそこが急に広げられる感覚に和希が慌てて上体を起こし壮史の胸を押した。
先端がゆっくりと狭い孔をこじ開けるように入ってくる。
「あっ、やっ、壮っ」
「大丈夫、昨夜したからまだ俺の形になってる」
脇腹をするりと撫でられ和希が身体を捩りながらベッドに倒れるとさらにじわじわと性器が進んでくるのがわかる。
「あっ、あぁっ、んあっ」
堪えても堪えきれない声を上げ和希が頭を横に振るのを壮史は唇を噛みながら見つめた。
当然ながらきつい。
ものすごくきつい。
侵入を拒むかのような入り口、
なのに入り込んだ先の粘膜は熱く蕩けてしまいそうに吸い付いてきている。
裂けてしまいそうなほど孔の回りの皮膚を薄く広げている自分の性器、
それを拒みきれない中の粘膜の熱さに壮史の身体と性器がぶるっと震えた。
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