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甘い恋人

びゅくっと出される液体に和希の身体がシーツの上で跳ねた。 「あっ!?壮、イッ、てる?」 入り口のすぐ側でびくびくと震える性器ととろりと中を流れる液体を感じ、和希が上体を起こしてそこを見ると、入れられていない竿がびくびくと揺れているのが見えた。 膨らんだと思ったら萎み、萎んだと思ったらまた膨らむ竿を見、壮史を見ると刹那げに眉を顰め唇を噛みしめていた。 まだ入り込んでいない身体の奥が壮史を求めているかのようにきゅうと鳴いたような気がした。 「壮……」 和希が壮史の腕に手を伸ばすと壮史の上体が覆い被さるように倒れそのまま唇が重ねられた。 口を開け舌を迎え入れると同時に性器がぐぷりと入れこまれキスの合間に和希が籠もった声を上げた。 「んっ、んんーーーっ」 中に出された精液のおかげで濡れたそこにゆっくりと広げるようにしながら熱い物が入ってくる感覚に和希の身体が震える。 前立腺を擦るようにカリ首が通ると背中を反らせながら和希が達した。 「んっ、ん、んんっ」 舌を絡め吸ったままきつい締め付けに眉を顰めながら腰を進める。 2人の身体に挟まれている和希の性器からぬるい液体が出されながら震えているのを感じ、壮史が漸く口を離し上体を起こした。

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