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甘い恋人
薄いピンク色の先端から白濁の液を流す様を見ながら壮史がわずかに腰を引くと出ていくのを拒むかのように中が吸い付いてきた。
「壮………好き」
和希の声が震えている。
目の中の水の膜が揺れ、瞬きをした途端目の端からつうと溢れる。
手を伸ばしてそれを拭ってやり、壮史がふっと笑った。
「……セックスが好き?」
「ちがっ」
ずんと最奥まで押し込まれ和希が喉を反らして声にならない声をあげる。
ゆるく腰を動かしなが壮史が和希の耳に口を寄せる。
「セックス、嫌い?好きだろ?」
「ん、好き、けど、さっきのは」
「セックス好きっても一回言って」
和希の口を閉じさせないよう動きを大きくしながら壮史が答えを促すように和希の顎を撫でた。
「壮とのセックス、好き…」
「満点の答え」
壮史はご褒美と小さく笑うと和希の脚を持ち上げ腰をぱんとぶつけた。
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