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甘い恋人
「やばっ」
和希の中が複雑な動きで締め付けてくるのを感じ壮史がぶるっと震え、腰をぐっと入れ込む。
最奥で弾けるように跳ね膨らみながら精液が出ているのを和希は激しく胸を上下させながら感じていた。
長い射精が終わると壮史が和希に覆い被さり髪を撫でながら唇を重ねてくる。
啄むようなかわいらしいキスがいつしか深い物に変わり濡れた音が立ち始めると、未だ和希の中から出ていなかった壮史の性器がぴくりと動いた。
唇を離した和希が慌てて壮史の胸を下から押すが壮史は和希の下唇を食みながらうごかない。
ゆるゆると壮史の腰が動き出し和希はますます慌てる。
「壮史、もう無理だって」
「和希の中はまだ欲しいって強請ってる」
ほら、と腰を回されると入り口も中もきゅうと壮史のそれを締め付けた。
「ちがうって、それは」
「もう嫌?」
優しく髪を撫でられ頬や額に壮史の唇が降り、胸の突起を指の腹でなぞられる。
満足したはずの腰が甘く疼いた。
「嫌、じゃ、ない………」
和希の言葉ににやりと笑うと腰を引きずるりと出ていく。
和希をうつ伏せにさせ腰を上げさせると後ろからずぶりと奥まで打ち込んだ。
「あっ、壮」
「俺の出したのが溢れてる」
背中に被さり耳元で囁かれ和希はびくりと身体を揺らす。
背中から温もりが消えたと思ったら入り口の縁を指でなぞられる。
「エロ……」
その声にすらぞくりと震える身体を和希は自分でぎゅっと抱いた。
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