384 / 412
甘い恋人
汗だくになった身体を重ねるように和希を抱きしめ壮史は腰を振り始める。
とろんと濡れた目が壮史の動きに揺れる。
「壮、好き………」
力の入らない腕をどうにか壮史の背中に回し、肩口に額を擦り付けながら和希の甘えた声が細く聞こえた。
「壮、好き、好き……」
耳元での和希の吐息まじりの告白に壮史の性器がぶわっと膨れ、そのまま精液を吐き出す。
仰け反った和希の喉にキスをし軽く吸ってから唇を離すと和希の閉じていた瞼が震えながら開く。
壮史の頬を挟むように両手で持ち、和希の口が動くのを壮史は見つめる。
「好き、壮のセックスも、キスも、全部好き…」
小さい声で好きと繰り返されるのを聞きながら2人の意識は眠りに引き摺られていった。
ともだちにシェアしよう!