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craziness

 吉住くんはいつも、泣きながら僕を犯す。  壊れ物でも扱うように触れるくせに、激しい腰使いで、両の目から涙を滂沱に流しながら、何度も何度も最奥を穿つ。  テクも何もない、痛いだけのセックス。それでも僕は快楽を拾って、イケる体になってしまった。  悲鳴にも似た喘ぎ声をあげながらザーメンを腹に撒き散らした僕を、吉住くんは心底辛そうな目で見る。  そんな目で僕を見るな。  どうせ助けてくれないくせに。  僕が暴力を振るわれているときも、犯されているときも、君は憐れみを込めた目で僕を視姦し続けた。  そんなとき、決まって君の股間が盛り上がってることに僕が気付かないとでも思った?  レイプされている僕を見ながらオナニーする君の姿は最高に滑稽で、最高に哀れだったよ。  だから僕は決めたんだ。  僕が今見ている世界を君に見せてあげようって。  僕に触れるたびに少しずつ壊れていく君。  最高だね。  胸がスッとするようだ。  でも、この遊びもそろそろ終わりかな。  だって君はあと一歩で本当に壊れてしまうだろ?  壊れちゃったんじゃ意味がないんだ。壊れる寸前のギリギリのところで正気を保っていてもらわないと、僕が楽しくないからね。  そんなことして、辛くないのかって?  ちっとも平気だよ。  だって僕はもう、とっくの昔に壊れているから。  むしろ吉住くんと遊べることが楽しくて仕方ないくらいだ。  だからねぇ。  ずっと僕のオモチャでいてね。  僕が満足できるまで。  約束だよ?  吉住くん。

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