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物語本編 04

財前「授業中も休み時間も、怪しまれることなくいつでも俺を見ていられる。鈴木が俺の後ろの席になったのは、きっと恋の神様からのプレゼントだと思うんだ」  陶酔しきった様子で捲し立てる財前。  一方的な展開に、今度は鈴木が財前を制する格好に。 鈴木「待って。マジで話が見えない」  困惑気味に、鈴木は首を傾げる。 鈴木「恋の神様ってなに? もしかして、俺が財前に惚れてるっていう流れなの、コレ?」 財前「なるほど、これが無自覚誘い受け……!」  大袈裟に額を押さえて仰け反る財前。 財前「安心して。純白な天使みたいな顔しながら、毎日俺にあんな事やこんな事をされてる、イケナイ妄想を鈴木がしていたとしても、俺は引いたりしないから」 財前の妄想内で乱れる鈴木。 鈴木(天使? なにが? コイツ誰の話してんの?)  財前に比べれば至って平凡な容姿の鈴木は、財前の発言が全く理解出来ず混乱。  呆れを通り越し、ドン引き状態。 鈴木「……むしろ今、俺の方が引いてるんだけど」

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