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物語本編 08
財前「それじゃあ今度の日曜あたり、どうかな?」
溢れ出る財前のイケメンオーラに、男ながら不覚にも一瞬ドキッとしてしまった鈴木は、直後に頭を抱える。
鈴木(おいコラ、『ドキッ』てなんだ! いくらイケメンだろうと、こいつは真昼間から平気で「セックス」とか言うヤツだぞ!?)
鈴木「あ、あくまでも『友達』として、映画観に行くだけだからな!?」
強く念押しして、走り去る鈴木。階段を駆け下り、踊り場でへたり込む。
鈴木(……俺、物凄く高いタダ券に釣られた気がする……)
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