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物語本編 13

 無事にコーラとチュロスを調達し、劇場内の席に座った二人。  鈴木は早くも疲労困憊。 鈴木(俺、映画観る前からなんでこんな疲れてんの……?)  チュロスを齧ろうとして、ふと隣からの熱い視線に気づく鈴木。  嫌な予感と共に隣の席を見ると、食い入るように鈴木を見詰める財前の姿。 財前「俺の事は気にしないで。さあ、存分に俺の───じゃない、チュロスを咥えてくれ鈴木……!」 鈴木「うるさいこっち見んな! あと映画終わるまで話しかけんな!」  財前の整った顔を、最早容赦なく押し返す鈴木。

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