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第15話

新聞紙を敷いた上にバスタオルを数枚重ね、 その上にタライを2つ用意したものが足元に用意された。 片方のタライは少し熱め、もうひとつはもう少し温度の高いものだ。 「パジャマのズボンも脱ぎなさい」 少し熱めのお湯の方に足湯のように足を入れる。パジャマの上も脱いで、熱いタオルで身体の汗を拭ってもらうのだが、首筋や胸の尖り周辺は愛撫されてる気がしてならない。 「……んっ、ふっ……」 無意識に漏れる吐息に自分でも口を塞ぐ。 それを気にすることも無く、黙々とタオルで体を拭いてくれている。正直、身体を清めてもらっていることに申し訳ないと思う気持ちもあるが、怠さの方が勝っていた。 上半身が終わると、太ももまで拭いて、足はタライのお湯を利用してマッサージするように足のふくらはぎや指の隙間まで指で擦り洗いしてくれている。 「本当に体毛が薄いというか、ないというか……ツルツルだな。手足の毛がない……」 気持ちよさに睡魔がまた、訪れそうな気がしてくるような気持ちよさだった。足をタライの両端に出し、敷いてあったバスタオルに包まれる。タライを避けてマッサージを受けた足を丁寧に拭いてくれる。 それをただ、見下ろしていた。 「さて、次は、パンツの中だ」 「やっ、そこは自分でする!!」 急な発言に焦って返答する。 「今更だ。もう、全てを晒しただろ?」 昨夜のことが急によみがえってくる。 頬に熱が集まるのがわかる。 トン、とベッドへ押し倒され、下着をとり剥がされる。半勃ちの状態を、モロに見られてしまった。 「可愛いな、勝己。身体を拭いただけで感じたか?それとも、昨夜のことを思い出したか?」 それまでとは打って変わった光が眸の中に宿っていた。欲情した男の眸だ。 ――これは……なんか、スイッチ入っちゃった? そう思ったのも一瞬、新しく用意されたタオルでそこを清められる。恥ずかしさに赤くなりつつも、絶対にわざと感じるように手を動かしている、と勝己は思っていた。その証拠に勝己は半勃ちから完勃ちしていたのだから。 それを無視して、身体をひっくり返され腰だけを持ち上げる格好になり、秘められた場所を全て晒す形となる。 「少し腫れてるね……」 悪びれた様子もなく、優しくタオルで拭われる。 が、 「ひゃっんっっ!!」 生暖かい息がかかり、ねっとりと舌がそこを、動物が傷を癒そうとするかのように、ペロペロと舐められたからだ。 「あっ、あぅん、はぁ、ふぅ……んっ…」 自分でも驚くほどの甘い声が喉の奥から突き上がってきた。 ――どうしよう……気持ちイイ…… 「腰が揺れてるぞ?気持ちイイのか?」 意地悪く舌で擽ったまま、指で裏筋を撫でられるとたまらなかった。 「やっ、あぁん、そ…んなっ、ん、」 「ん?イヤ?こんなに先っぽヌルヌルさせといて?淫乱。もっとして欲しいって言ってるようにしか見えないんだが?」 グリっと先端の割れ目の中を指が刺激を与えるようにカウパーのヌメリを利用して先端の孔の周りを擦る。舌で後孔を舐められ、片方の手で肉竿、もう片方で袋を揉みこまれて、グチュグチュと卑猥な音を出し始めた頃には、舌は後孔に捩じ込まれ、前からも後ろからも水音を立てていた。 「あぁ……はぁ、はぁん……も…ムリ……」 血液が逆流するような目眩にも似た感覚…… ふるふると頭を横に振り、抵抗したいが、躰は弛緩して思うようにならない。 また、躰を反転させられ、快感に潤んだ眸で見上げた尚之は右手の指を自分の口で大量の唾液を絡ませていた。 その指を勝己の後孔に埋めながら、裏筋を伝う雫を舐めあげた。ビクリとペニスが揺れる。 次の瞬間、また、あの生暖かい粘膜に包まれる。……ダメだ……流されてしまう…… 「早速、指2本も咥えて、気持ちイイか?内壁がうねって、誘われてるんだが?」 「やっ、そ…こで…しゃべ…らない…で」 咥えたまま喋られた振動でも、背が弓ぞりになるくらいゾクゾクと脳髄を電流のように悦楽が駆け抜けていく。 加えて、尚之の指は勝己の弱いところを集中的に攻め立てている。前をしゃぶられ、後ろを刺激されては、まだ、若いが故に快楽に弱い躰では逃がし方もわからず、ただ、生理的な涙を浮かべて喘ぐしか方法がわからない…… 「い…やら…ぁ…んんっ、あっ、あっ…」 「イヤじゃなくて、こういう時は『イイ』って言うんだよ?蕩けそうな表情(かお)して。本当におまえは可愛いよ。」 その言葉に勝己は何故か恐怖を感じていた。 ――僕はこの人が怖い……こんなことをするこの人が怖い…… 性的虐待……そんな言葉が頭をよぎるが、16歳の男子に通用するのだろうか?あれは何歳まで適応されるんだろう……? 吐精した時点で、快楽を得ているんだから……と片付けられるって誰かが話してた…… それが合意になるのだと……

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